神戸研究室について

 本研究室は、東京電機⼤学理⼯学部に属し、神⼾英利教授の指導の下、⽇々研究に励んでいます。
研究室は鳩⼭キャンパス2号館2階にあり、バス停からはやや遠い位置ですが、 他の研究室が 軒を連ねる場所になっています。

研究内容

 IoE/M2Mソリューション研究室(神⼾研)では、 IoT、M2MをベースとしたCPS(Cyber Physical System)の研究を主として⾏っています。
 組込みシステムのハードウェア、ソフトウェアの基礎から、 ネットワークと連携したリモート制御やクラウド化・仮想化システムの構築、 WebOSベースのプラットフォームフリーフロントエンド化を組み合わせたシステムなどに取り組んでいます。
 さらにプロービング(収集)したデータの機械学習、AI化などによるシステムの⾒える化、 状況認識、セキュリティーや安全運⽤に向けた応⽤ソリューションの研究も⾏っており、 農業IoT、ヘルスケアから⾞の⾃動運転、鉄道安全管理、ドローン応⽤、AR・XR、 WBS(Well Building Standard)に対応した⼈の在場環境分析・改善等、 幅広い領域を研究対象にしています。

1. IoE/M2M技術を応⽤したシステム/ソリューションの研究

 基本となる組込みシステムをベースに、センサフュージョンのM2M、IoT化の研究を実施する。
さらに、得られたプロービングデータのデータマイニング/AI処理等から、 これらシステムのCPS化とクラウド化等につき研究する。
 ERP等の企業情報システムを含め、 HTML5等Web先進技術によるフロントエンドのプラットフォームフリー化とネットワーク連携、 クラウド化に対応した情報システム技術の研究を⾏う。
 ラピッドプロトタイピング⼯房のユーザ、居室、機材、安全管理等、IoT運⽤管理システム構築、 CPS化、プロービングデータの分析・施設運⽤のAI化等を研究する。
 機器のリモート制御/運⽤管理システム、ヘルスケアシステム、WBSソリューション、 ⾼度交通システム、農業IoT化などの研究を⾏う。

2. 組み込みシステムのハードウェア・ソフトウェア研究

 電気・電⼦回路による機器、通信、メカトロ等の制御の基本制御技術と、 マイクロプロセッサ・FPGA等を組合わせた ハードウエア・ソフトウエアの協調設計技術、 センサネットワーク、M2Mシステムへの応⽤等の研究を⾏う。また、これらの研究を加速するラピッドプロトタイピングの応⽤研究を並⾏して⾏う。

3.組み込み技術者教育⽅式の研究

 上記技術の習得を⽬指す実験や技術者の教育⽅式の研究を⾏う。 SWとHWをそれぞれ開発する組込みシステム開発において、 M2MやIoT化における「HW/SW協調設計」や実験作業の精緻化を実現するための、 開発環境の構築と実験⽅法の構築を⾏っている。
…ブレッドボードリバースエンジニアリングシステムやFPGA開発設計⽤トランスレータの開発など。

達成目標

研究の実践を通じて技術⼒と⼈間性を養い、より良い⼈間社会の実現に貢献できる⼈間になろう。
【1】「なぜ」を⼤事に、問題発⾒、解決策の⽴案、実⾏を通じて課題発掘・解決能⼒を⾝につけよう。
【2】研究活動を通じて、実社会で役⽴つ実学、発表⼒、⽂章⼒、語学⼒、協調性を修得しよう。
【3】社会の出来事に関⼼を持ち、外国語を習得し、国際的な視野で活躍できる⼈間を⽬指そう。
【4】国内外の学会発表、研究報告、論⽂誌への投稿に挑戦し、実績をあげよう。

行動指針

・挑戦と根気:好奇⼼を持ち、⼀段⾼い到達⽬標に向けて、粘り強く挑戦しよう。
・明朗と誠意:明るく、誠意を持って⼈と接し、何事にもスピーディに積極的に取り組もう。
・協調と規律:先輩・後輩の交流でチーム⼒を発揮し、挨拶、整理整頓を励⾏しよう。
・協調:協調性を尊び、明朗で研究しやすい雰囲気を醸成しよう。
・報連相とABC:報告、連絡、相談の励⾏。
(A)当たり前のことを(B)ぼやぼやせず(C)ちゃんとする

研究室沿革

令和 5年6⽉13⽇ HPをよりモダンに再リニューアル
令和 4年6⽉10⽇ AR神⼾研特設ページを公開
令和 3年7⽉14⽇ オープンキャンパス特設ページを公開
平成27年4⽉03⽇ HPリニューアル
平成26年4⽉30⽇ 三井研究室から神⼾研究室に変更